After Effectsで、キーフレームを使わずにマーカーで不透明度を自在にコントロールしたい!
- Kimio 九奏

- 5月23日
- 読了時間: 3分
After Effectsで、キーフレームを使わずにマーカーで不透明度を自在にコントロールしたい!そんな方におすすめの自作スクリプト「MV_MarkerOpacityControl.jsx」をご紹介します。
スクリプトの概要
このスクリプトは、選択したレイヤーに「マーカーの位置に応じて不透明度を自動制御するエクスプレッション」を適用します。マーカーの偶数・奇数番目で「フェードイン/フェードアウト」や「ON/OFF切り替え」を簡単に設定でき、さらに“イーズ”を使った滑らかなフェードもワンクリックで選択可能です。
主な機能と特徴
· マーカーで不透明度をコントロールレイヤーに複数のマーカーを配置し、マーカー区間ごとに不透明度を自動で切り替えます。
· フェード(イーズ)対応チェックボックスひとつで「滑らかなフェード」か「パッと切り替え」かを選択可能。
· UIパネル付きスクリプトを実行すると、簡単なUIが表示され、初心者でも直感的に使えます。
· 複数レイヤー対応複数レイヤーを選択して一括適用も可能。
使い方
1. スクリプトを実行After Effectsの「ファイル>スクリプト>スクリプトファイルを実行」から「MV_MarkerOpacityControl.jsx」を選択。
2. UIパネルが表示「イーズを使用する(フェード)」のチェックで、滑らかなフェードの有無を選択。
3. レイヤーを選択して「不透明度を適用」ボタンをクリック選択したレイヤーの「不透明度」プロパティにエクスプレッションが自動で適用されます。
4. レイヤーにマーカーを追加レイヤーにマーカーを配置(例:1つ目でフェードイン、2つ目でフェードアウト…と交互に切り替え)。
5. 再生して確認マーカー区間ごとに、不透明度が自動で切り替わります。
エクスプレッションの仕組み(簡単解説)
· マーカーが2つ以上ある場合、各区間ごとに偶数・奇数で「0⇔100%」を自動で切り替え。
· 「イーズON」で区間内を滑らかにフェード、「イーズOFF」でパッと切り替え。
· マーカーが2つ未満の場合は元の不透明度を維持。
活用例
· テロップやタイトルの出現・消失をマーカーでタイミング指定
· BGMや効果音に合わせてグラフィックの表示・非表示を制御
· アニメーションのON/OFFやフェードイン・アウトを簡単に設定
他の類似手法との比較
機能 | MV_MarkerOpacityControl.jsx | 手動キーフレーム | 他のエクスプレッション例 |
マーカーで制御 | ○ | × | ○ |
フェード切替 | ○(イーズ有無選択可) | △(手動対応) | △(要カスタム) |
複数レイヤー一括適用 | ○ | × | △ |
UIパネル | ○ | × | △ |
参考:類似エクスプレッションやチュートリアル
· マーカーで不透明度制御の基本的なエクスプレッション例や、フェード制御のチュートリアルはAEJuiceやYouTubeにも多数ありますが、本スクリプトはUI付きでさらに簡単に使えるのが特長です[1][2][3][4]。
まとめ
キーフレーム地獄から解放されたい方、タイムライン上で直感的にアニメーションのタイミングを調整したい方には「MV_MarkerOpacityControl.jsx」が最適です。ぜひ一度お試しください!
ダウンロードや詳細は、記事末尾のリンクからどうぞ。
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