初心者でもできる!After Effects『time』エクスプレッションで自動回転&ループアニメーション
- Kimio 九奏
- 5月17日
- 読了時間: 2分
MV(ミュージックビデオ)に「ずっと回り続ける歯車」や「止まらない背景の流れ」を入れてみたいと思ったことはありませんか?そんなときに便利なのが、After Effectsの「time」エクスプレッションです。
今回は、timeエクスプレッションを使ってオブジェクトを自動で回転・移動させる方法を、初心者向けにわかりやすく解説します!

「time」エクスプレッションって何?
「time」は、コンポジションの再生時間(秒)を自動で取得できるエクスプレッションです。これを使うことで、時間経過に合わせてオブジェクトを自動で動かすことができます。
基本の書き方
例1:回転を自動化する場合
time * 50
· 意味: 1秒ごとに50度ずつ回転する(回転プロパティに入力)
例2:横方向に自動で移動させる場合
[value[0] + time*100, value[1]]
· 意味: X方向に1秒ごとに100ピクセルずつ右に動く(位置プロパティに入力)
使い方の手順
1. 回転させたいレイヤーを選択歯車や背景、キャラクターなど、動きを付けたいレイヤーを選びます。
2. 「回転」または「位置」プロパティにエクスプレッションを追加Alt(Option)+クリックでエクスプレッション入力欄を表示し、上記の式を入力します。
3. 再生してみよう!オブジェクトが自動で回転・移動し続けるアニメーションが完成します。
どんなシーンで使える?
· 歯車やレコード盤などをグルグル回す
· 雲や背景をゆっくり流す
· キャラクターの小道具やエフェクトを止まらず動かす
· イントロやアウトロで“永遠に続く”印象を演出
ちょっとした応用
· 回転速度を変えたいときは「の数値」を調整例:time180なら1秒で180度、time*10ならゆっくり回転
· 移動方向を変えたいときは、X(value)とY(value)の数値を入れ替える
· wiggleと組み合わせれば、回転しながら揺れる動きも可能!
まとめ
「time」エクスプレッションを使えば、キーフレームなしで“ずっと動き続ける”アニメーションが簡単に作れます。MVの背景や小物に取り入れるだけで、映像が一気にリズミカルで楽しくなりますよ!
ぜひ、あなたのMVにも「time」の魔法をかけて、映像をもっと生き生きと動かしてみてください。
次回は、「loopOut」エクスプレッションでアニメーションを無限ループさせる方法を紹介します!お楽しみに!
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