素人でもここまでできる!After EffectsエクスプレッションでMVを動かそう 1
- 喜美雄 山本
- 6 日前
- 読了時間: 3分

MV(ミュージックビデオ)制作の現場で、After Effectsのエクスプレッションは“手間を減らし、表現力を飛躍的に高める”ための強力な武器です。この記事では、エクスプレッションを使ってMVの特定シーンをどのようにアニメーション化できるのか、実践的な例とともに解説します。
MVシーン別・エクスプレッション活用術
1. カメラやオブジェクトの揺れ(wiggle)
· 例: wiggle(2,30)
· 効果: カメラやキャラクター、背景などに“自然な揺れ”や“手ブレ感”を与え、ライブ感や臨場感を演出。楽曲の盛り上がりに合わせて背景をwiggleで揺らすと、映像にダイナミズムが生まれます[1][2][3]。
2. 永続的な動き(time)
· 例: time*50
3. ループアニメーション(loopOut)
· 例: loopOut("cycle")
4. レイヤー間の連動・同期
· テクニック: ピックウイップやエクスプレッションリンクで複数レイヤーを連動。歌詞テキストの出現タイミングを音声波形レイヤーと同期させたり、複数オブジェクトを一括制御して複雑な演出も効率的に[1][2]。
5. オーディオリアクティブな演出
· テクニック: 音声のボリュームや周波数データをエクスプレッションで参照し、映像の動きやエフェクトに反映。音楽と完全に連動した“音連動アニメーション”が可能です(AEのオーディオキーフレームと組み合わせて実現)[2][3]。
エクスプレッション活用のメリット
· 手作業では難しい複雑な動きや連動を自動化できる
· 楽曲や映像の変更にも柔軟に対応でき、修正が容易
· キーフレーム作業の大幅削減で制作効率が劇的アップ
まとめ
After Effectsのエクスプレッションは、MVの特定シーンに「自動化」と「ダイナミズム」をもたらします。基本のwiggle、time、loopOutを押さえるだけでも、映像表現は格段に進化。さらにレイヤー同期やオーディオ連動を組み合わせれば、手作業では困難な演出も思いのままです。これからMV制作に挑戦する方も、ぜひエクスプレッションの力を活用して“映像で音楽を踊らせる”体験をしてみてください。
参考:
· [After Effects Expression Basics – Adobe Help Center][1]
· [Essential After Effects Expressions – Pixflow][2]
· [Top Ten After Effects Expressions – Motion Island][4]
· [10 Advanced Motion Graphics Tips – Upskillist][3]
⁂
Commenti