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素人でもここまでできる!After EffectsエクスプレッションでMVを動かそう 1


MV(ミュージックビデオ)制作の現場で、After Effectsのエクスプレッションは“手間を減らし、表現力を飛躍的に高める”ための強力な武器です。この記事では、エクスプレッションを使ってMVの特定シーンをどのようにアニメーション化できるのか、実践的な例とともに解説します。


MVシーン別・エクスプレッション活用術


1. カメラやオブジェクトの揺れ(wiggle)

·         例: wiggle(2,30)

·         効果: カメラやキャラクター、背景などに“自然な揺れ”や“手ブレ感”を与え、ライブ感や臨場感を演出。楽曲の盛り上がりに合わせて背景をwiggleで揺らすと、映像にダイナミズムが生まれます[1][2][3]


2. 永続的な動き(time)

·         例: time*50

·         効果: オブジェクトやエフェクトを時間経過に合わせて回転・移動。歯車や背景のループ回転、空間の流れなど、イントロやアウトロでの“止まらない動き”を自動生成できます[1][2]


3. ループアニメーション(loopOut)

·         例: loopOut("cycle")

·         効果: キーフレームで作ったアニメーションを無限ループ化。踊るキャラクターや波打つ背景など、繰り返し動作を簡単に実現できます[4][1][2][3]


4. レイヤー間の連動・同期

·         テクニック: ピックウイップやエクスプレッションリンクで複数レイヤーを連動。歌詞テキストの出現タイミングを音声波形レイヤーと同期させたり、複数オブジェクトを一括制御して複雑な演出も効率的に[1][2]


5. オーディオリアクティブな演出

·         テクニック: 音声のボリュームや周波数データをエクスプレッションで参照し、映像の動きやエフェクトに反映。音楽と完全に連動した“音連動アニメーション”が可能です(AEのオーディオキーフレームと組み合わせて実現)[2][3]


エクスプレッション活用のメリット

·         手作業では難しい複雑な動きや連動を自動化できる

·         楽曲や映像の変更にも柔軟に対応でき、修正が容易

·         キーフレーム作業の大幅削減で制作効率が劇的アップ

·         表現の幅が広がり、プロフェッショナルなMV演出が可能に[5][2][3]


まとめ

After Effectsのエクスプレッションは、MVの特定シーンに「自動化」と「ダイナミズム」をもたらします。基本のwiggle、time、loopOutを押さえるだけでも、映像表現は格段に進化。さらにレイヤー同期やオーディオ連動を組み合わせれば、手作業では困難な演出も思いのままです。これからMV制作に挑戦する方も、ぜひエクスプレッションの力を活用して“映像で音楽を踊らせる”体験をしてみてください。


「エクスプレッションで自動化されたアニメーションは、あなたのMVに新しい命を吹き込みます。」[5][2][3]


参考:

·         [After Effects Expression Basics – Adobe Help Center][1]

·         [Essential After Effects Expressions – Pixflow][2]

·         [Top Ten After Effects Expressions – Motion Island][4]

·         [10 Advanced Motion Graphics Tips – Upskillist][3]


 
 
 

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