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初心者でもできる!タイムリマップとエクスプレッションでMV素材をループ再生する方法

MV制作で「短い動画素材をずっとループさせたい」「踊りの動きをエンドレスで繰り返したい」と思ったことはありませんか?After Effectsのタイムリマップエクスプレッションを組み合わせれば、手作業なしでシームレスなループアニメーションが簡単に作れます!この記事では、具体的な手順と実例をわかりやすく解説します。


タイムリマップの基本

タイムリマップは、動画の再生速度や方向を自由に制御できる機能です。エクスプレッションと組み合わせることで、素材を自動でループ再生させることが可能になります。


基本の手順(3秒動画を無限ループさせる例)

1.      ループさせたい動画をコンポジションに追加

2.     レイヤーを右クリック→「タイムリマップを有効化」

3.     タイムリマッププロパティをAlt(Option)+クリック

4.     以下のエクスプレッションを入力

loopOut("cycle") // キーフレーム間をループ

5.      開始フレームと終了フレームにキーフレームを追加(例:0秒と3秒)

6.     終了フレームの値を「開始フレームの値+1」に設定(例:開始0→終了4)


応用テクニック

1. シームレスループの作り方

動画の最初と最後のフレームを一致させることで、ループ時のつなぎ目を目立たなくします。

·       動画の最後のフレームをコピーし、最初にペースト

·       エクスプレッション: loopOut("offset")


2. 逆再生を組み合わせたループ

// 順再生→逆再生を繰り返す

if (time % 4 < 2) {  linear(time % 2, 0, 2, 0, 1)} else {  linear(time % 2, 0, 2, 1, 0)}


3. ランダム速度でループ

seedRandom(1, timeless = true);loopOut("cycle") * random(50, 150 )


MVで使える実例

例1:背景動画の無限ループ

·       雲の動きや川の流れをシームレスにループ

·       エクスプレッション:l oopOut("cycle") + time*10 (ゆっくり移動しながらループ)

例2:ダンスシーンの繰り返し

·       2小節分の踊りをエンドレス再生

·       タイムリマップでリズムに合わせて速度調整

例3:点滅エフェクト

·       光るエフェクトを0.5秒間隔でループ

·       エクスプレッション: Math.sin(time*10)*50 (サイン波で点滅)


プロの現場で役立つ理由

·       素材の長さ制限を解消:短い動画でも長時間のループ可能

·       修正がラク:元素材を修正すると全ループに自動反映

·       リズム同期が簡単:BPMに合わせてループ間隔を調整可能

·       ファイルサイズ軽減:同じ素材を繰り返し使用できる


まとめ

タイムリマップとエクスプレッションを組み合わせれば、MVの背景やキャラクターアニメーションを手間なく無限ループさせることができます。最初は単純なループから始めて、慣れてきたら速度変化や逆再生を組み合わせてみましょう。

次回は、複数のエクスプレッションを組み合わせた高度なループ演出を紹介します!お楽しみに!


「ループはMV制作の味方。スマートに使って作業効率とクオリティを両立させよう!」参考:After Effectsでタイムリマップを使いこなす方法 - プロが教える10のテクニック

 
 
 

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