初心者でも使える!After Effects用「Elastic Distortion Controller」スクリプト紹介~ワンクリックで“弾む”エフェクトを自動化しよう~
- 喜美雄 山本
- 2 日前
- 読了時間: 2分
After Effectsで“弾む”ような動きや、柔らかい歪み演出を付けたいとき、キーフレームやエクスプレッションを手作業で設定するのは手間がかかりますよね。今回ご紹介する「Elastic Distortion Controller」スクリプトは、パネルからスライダーを調整してボタンを押すだけで、選択したレイヤーに“弾む歪み”と“揺れ”を自動で適用できる便利ツールです。
どんなスクリプト?
このスクリプトは、After Effectsの拡張パネル(スクリプトUIパネル)として動作します。選択したレイヤーに対して、CC Bend Itエフェクトによる歪みと、スケールや揺れのエクスプレッションを一発で追加。パラメータはパネル上のスライダーで直感的に調整できます。
主な機能とパラメータ
· Stretch Amount(伸び量)どれくらい大きく伸びるかを設定
· Frequency(バウンスの周波数)弾む速さ・テンポを調整
· Decay(減衰)バウンスがどれくらい早く収まるか
· Duration(伸びる時間)エフェクトが発動する長さ
· Wiggle Frequency / Amplitude(揺れの頻度・強さ)“wiggle”エクスプレッションで揺れ感も同時に付与
使い方
1. スクリプトをAfter Effectsに読み込む(スクリプトファイルを[スクリプトUIパネル]フォルダに入れ、AEの「ウィンドウ」メニューから呼び出します)
2. エフェクトをかけたいレイヤーを選択
3. パネル上のスライダーで各パラメータを調整
4. 「Apply Elastic Effect」ボタンをクリック
これだけで、CC Bend Itエフェクトの“Bend”にwiggle(揺れ)エクスプレッションが入り、さらにスケールプロパティにバウンス&伸縮のエクスプレッションが自動追加されます。
どんな場面で使える?
· イラストやタイトル文字を“ビヨン”と弾ませたいとき
· キャラクターやパーツの動きに柔らかさを加えたいとき
· MVやアニメーションのアクセント、コミカルな演出を加えたいとき
スクリプトのポイント
· 選択レイヤーに一括適用できるので時短&効率化
· パラメータはスライダーで直感調整、初心者も安心
· wiggleで自然な揺れ感、バウンスでプロっぽい動きが一発で完成
まとめ
「Elastic Distortion Controller」は、After Effects初心者でも手軽に“弾む”動きや揺れ演出を加えられるスクリプトです。MVやアニメーションのワンポイント、遊び心のある動きをつけたいときにぜひ活用してみてください!
面倒なキーフレーム作業はもう不要。ワンクリックで映像に“弾力”をプラスしよう!
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