歌のメロディが「なんか単調」なとき、何を数えれば直せるのか。12回作り直して分かったこと
AIに歌のメロディを作らせると、音は合っているのに、どこか単調で不自然に聞こえることがあります。
Sound Inspireでは、Claude Codeに作詞・作曲をさせ、ACE Studio(AIの歌声合成ソフト)で仮歌を作っています。2026年10月10日、『老眼鏡、ビジュいいじゃん』の歌メロを、歌詞は変えずに12回作り直しました。
この記事の要点
「単調」は、Verseとサビの高さの差、同じ音の連続、拍への入り方の3つに分けると数えられた
言葉のアクセントに沿う点数で選ばせ、一致率を84%まで上げても、Verseで大きく動いてサビで動かない「逆さまの抑揚」になった
効いたのは、Verseは低く狭く語り、サビで跳ぶという役割分担と、手で直した3つの音から作った「行末の決まり」
アクセントの一致率だけでは、自然にならない
アクセントを守った版(v6) | Sunoが作った版 | |
アクセントとの一致(目安) | 84% | 32% |
Verseの1句の中で動く幅 | 9.0半音 | 6.5半音 |
サビの1句の中で動く幅 | 6.3半音 | 11.4半音 |
アクセントの一致はSunoのほうがずっと低いのに、抑揚はSunoのほうがはっきりしていました。自然さを決めていたのは、一致率よりも、セクションごとの役割の差だったと考えています(音の高さは歌から読み取った推定です)。
手で直した3つの音が、規則になった
最後に効いたのは、ACE Studioの画面で手で直した3つの音でした。AIにその前の版と1音ずつ比べさせると、「行末の音は和音の根音か曲の主音にする」「行末の2音は、前を伸ばして最後を後ろへずらす」という2つの規則にまとまりました。
さらに「1つの単語の中では跳ねない」を加え、Verseの動かし方を「段(単語ごとに高さを変える)」「跳ね(1音ずつ上下)」「混合」の3つで作り比べて、混合を採用しました。
12の版の一覧、Sunoとの比較の表、聴き比べ(仮歌の音源つき)は、noteにまとめています。
※2026年10月10日の制作記録と、その日のClaude Codeとの会話をもとにしています。「サビで大きく跳ぶ」は、この曲の曲調での結論です。



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