歌のメロディが不自然に聞こえる原因は、歌詞の量より「拍のどこに何が乗るか」だった
AIに作らせた歌メロが、どこか不自然に聞こえる。歌詞が多すぎるのか、音程が悪いのか。原因を分けて調べると、意外な所にありました。
Sound Inspireでは、Claude Codeに作詞・作曲をさせ、ACE Studio(AIの歌声合成ソフト)で仮歌を作っています。2026年10月16日、『明細一枚の目方』のVerseを、歌詞は変えずに4回作り直しました。
この記事の要点
歌詞の量(モーラ数)は合っていた。原因は、入る位置が行ごとにばらばらで、助詞や「ン」が強い拍に乗っていたこと
入り方を「表・食い・弱起・裏」の4つに分け、セクションごとに型を決めて、曲ごとに切り替えられるようにした
食いや裏で入ること自体は悪くない。型をそろえる、拍が鳴っている所で使う、助詞を強い拍に置かない、の3つを守れば自然に聞こえた
句の入り方、4つの型
型 | 入り方 | 向いている所 |
表 | 拍の頭から入る | 落ち着いた語り。拍の手がかりが少ない所 |
食い | 拍の少し前から入り、伸ばして次の拍をまたぐ | 焦り・畳みかけ・ノリ。ドラムかベースが鳴っている所 |
弱起 | 軽い語を前の小節に置き、内容語の頭を強い拍に着地させる | 歌い出しを滑らかに。サビ頭の勢い |
裏 | 拍の裏から入る(拍をまたがない) | 毎行同じ位置で使う時だけ |
この曲では、Verse 1は「表」、ドラムとベースが鳴るVerse 2は「食い」にして、1番と2番の差を出しました。
検査を通すための工夫が、不自然さを生んでいた
入る位置がばらばらになったのは、AIが「同じ譜割りの行が続くと警告する」検査を通そうとして、わざと位置をずらしたからでした。直すための検査が、別の不自然さを生むことがあります。
そこで、新しく入れた入り方の検査は止めずに警告だけにし、最後は耳で決める形にしています。
4つの版の聴き比べ(仮歌の音源つき)と、不自然さの原因の一覧は、noteにまとめています。
※2026年10月16日の制作記録と、その日のClaude Codeとの会話をもとにしています。




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